主な活動は次の3つです。
心理劇月例研究会は1958年(昭和33年)から現在までも続いており、半世紀以上の歴史があります。毎月第2・4土曜日に開かれています。
月例研究会は地域に開かれた心理劇活動を通して、職種や年齢を問わず、参加者全員が、「いま・ここで・新しく」学ぶことを目指しています。
日本心理劇協会主催の研修会は日本関係学会・看護心理劇協会・関係状況療法研究会との共催で年に2回(夏期・冬期)行われています。参加者は数十年の経験のある人から初めて参加する人まで様々であり「今、ここで、新しく」「共に学び・育つ」ことを目指して心理劇を行います。参加者の職域は多領域にわたります。
研修会は、特別プログラムと参加者各人のねらいの、両者が発展するように運営されます。かかわり方の可能性が広がり、課題の見え方が広がり、新しいことに気づく、などの変化体験が成立するように、参加者と監督・補助自我チームは協働して心理劇をすすめます。
最近に開催した研修会の「特別プログラムⅠ」は、現代の人間関係を考えるシリーズ、「特別プログラムⅡ」は、心理劇に関する理論や技法がテーマとなっています。
これまでの研修会のプログラムについては「心理劇研究プログラム」をご参照ください。
1)ジャーナル:
心理劇(集団心理療法 ロール・プレイング)第1巻(1964年)より通算第18巻(2000年)の刊行
- 第1巻(1964):心理劇の非言語的位相―日本への導入とその発展 1961年に行われた「日米交換心理劇研究会」の内容報告。モレノ研究所訪問記、論文5編が収録されている。
- 第2巻(1966):大衆のための心理劇
- 第3巻(1967):心理劇・集団心理療法の進歩 1966年9月~1967年8月、研究会、研修会記録、附;学習心理劇(道徳の授業で)敬老会での心理劇
- 第4巻(1968):Ⅰ理論・研究 Ⅱ研究・実践①〜③、ほか。
- 第5巻(1969):世界における心理劇の動向(第Ⅲ回心理劇国際会議報告)心理劇による研究・研究活動の展開、ほか。
- 第6巻(1970):医療の場における心理劇 活動報告、ほか。
- 1985年版:特集 アルゼンチン・日本学術交流1984
- 1986年版:心理劇の一考察、月例会・研修会報告(58回~59回研修会)保育者養成の心理劇
- 1987年版:月例会・研修会報告(60回~61回研修会)
- 1988年版:月例会・研修会報告(62回~63回研修会)
- 1989年版:モレノ生誕100年記念 月例会・研修会報告(64回~65回研修会)
- 1990年版:月例会・研修会報告(66回~69回研修会)
- 1991・1992年版:月例会・研修会報告(70回~73回研修会)
- 1993年版:月例会・研修会報告(74回~75回研修会)
- 1994・1995年版:月例会・研修会報告(76回~78回研修会)
- 1996年版:月例会・研修会報告(79回~81回研修会)第80回研修会記念―心理劇研修会によせて
- 1997・1998年版:月例会・研修会報告(82回~85回研修会)
- 1999・2000年版:月例会・研修会報告(86回~89回研修会) 神奈川研究会報告
2)書籍
- 平和のための心理劇 1972年(第7回国際心理劇・社会劇会議 集録)
- H.A.ブラットナー著 アクティングーイン 1987 松村康平監訳 関係学研究所
- G.A.ロイツ著 人生を舞台に―モレノの継承と発展― 1989 野村訓子訳 関係学研究所
- 土屋明美 心理劇モノグラフ アクション・カウンセリング 2001
- 土屋明美監修 関係状況療法研修会編 グループ活動を始める時に
―つながりを育む50のかかわり技法 2013 ななみ書房 - 日本心理劇協会・日本関係学会監修 土屋明美・小里國恵・武藤安子編集
「楽しみを舞台にのせて ともに創る心理劇」ななみ書房 2014年